尿失禁、頻尿
尿失禁、頻尿

「トイレが近い」「急に強い尿意を感じる」「トイレに間に合わずに尿が漏れてしまう」「夜中に何度もトイレに起きる」といった悩みは、年齢を問わず、誰もが経験し、お困りのことと思います。こうした症状は日常生活の質(QOL)を大きく低下させる一方で、命に関わるほどの重大事ではなく、恥ずかしさや、年のせいと諦めて、医療機関の受診をためらってしまう方も少なくありません。
しかし、尿失禁や頻尿は、適切な検査と治療によって症状の改善が期待できる病態です。原因は単なる加齢だけではなく、膀胱や前立腺の病気、神経の働きの変化、生活習慣など、様々な要因が複雑に関係して起こります。症状が軽いうちに原因を確認し、適切に対応をすることで、症状の進行を防ぎ、快適な日常生活を取り戻すことが可能です。「恥ずかしい」「忙しくて受診するほどではない」「年のせいだから仕方ない」などと放置せず、少しでも気になる症状があれば、早めに専門医にご相談ください。
これらの症状は、徐々に悪化し、知らないうちに外出を控えたり、活動範囲が狭くなってしまったりしがちです。
尿失禁や頻尿の原因は一つではありません。加齢や生活習慣(トイレにすぐに行けなかったり、逆に心配だからとりあえずトイレに行ってしまう)に伴い、膀胱の大きさが小さくなったり、あまり尿が溜まっていないのに尿意を感じて気になってしまうことがあります。また、骨盤底筋のゆるみによって尿道を十分に締められなくなることもあります。
女性の場合は、出産や更年期によるホルモンバランスの変化が影響していることが多く、男性の場合は、前立腺肥大症などの前立腺疾患が関係することが多いようです。そのため、男性では、頻尿・尿意切迫感と共に、尿の出が悪くなり、残尿感が生じることがあります。脳や脊髄などの神経系の異常、糖尿病などの基礎疾患が関与することもあります。
水分の摂り方、カフェインやアルコールの摂取、冷えやストレスといった生活習慣も、症状を悪化させる要因となります。尿失禁・頻尿の背景には、膀胱炎などの尿路感染症や、尿路結石、膀胱がん、前立腺がんなどの悪性疾患が隠れていることもあります。自己判断せず、気楽に専門医へご相談ください。
診察ではまず、症状の内容や経過、生活習慣について詳しくお話を伺います。排尿の回数やタイミング、尿漏れが起こる状況、夜間排尿の有無などを確認し、症状の特徴を把握します。必要に応じて尿検査を行い、感染や血尿の有無を確認します。また、超音波検査で膀胱や前立腺の状態を調べたり、排尿後に膀胱内に尿が残っていないか(残尿量)を測定したりします。症状や状況によっては、追加の検査を行うこともありますが、できるだけ患者様の負担が少ない方法で評価します。
治療は症状の程度や原因となる疾患に応じて選択します。まずは生活習慣の見直しや、水分摂取の工夫、排尿習慣の改善指導が基本となります。膀胱トレーニングや骨盤底筋体操など、日常生活の中で取り組める方法を提案することもあります。早期に症状の改善を行うため、内服薬による治療を行い、膀胱の過剰な収縮を抑えたり、排尿をスムーズにすることを目指します。前立腺疾患が関係している場合には、その状態に応じた治療を検討します。
患者様一人ひとりの症状や生活背景に配慮しながら、無理のない治療計画を立て、つらい症状から解放された快適な日常生活が送れるようにサポートいたします。当院で対応している手術については「各種手術・自費診療」のページをご覧ください。
*手術はすべて桐友クリニック新松戸で行います。詳細はホームページをご覧ください。
桐友クリニック新松戸のホームページはこちら
少量の尿漏れでも受診できます。「まだパッドを使うほどではないから」と様子を見ているうちに、外出先のトイレが気になったり、咳や運動を控えるようになったりする方もいます。
大切なのは、漏れた量よりも、どのようなときに起きるかです。年齢や性別を問わず診療していますので、症状が軽い段階でも気兼ねなくお話しください。
尿漏れが起きる場面によって、考えられる原因は変わります。咳やくしゃみ、運動などでお腹に力が入ったときに漏れる症状は「腹圧性尿失禁」、突然の強い尿意に間に合わず漏れる症状は「切迫性尿失禁」が疑われます。両方が重なっていることも珍しくありません。
診察では、泌尿器科専門医が症状を詳しく伺い、尿検査や残尿測定などを組み合わせて原因を整理します。急な尿意や頻尿が中心の方は、過活動膀胱ページもあわせてご覧ください。
男性の尿漏れも泌尿器科で診療しています。排尿後に下着をつけてから少し漏れる、尿の勢いが弱い、出し切れていない感じがするといった症状では、前立腺の病気や膀胱に尿が残っている状態が関係していることがあります。
エコー検査では前立腺や膀胱の状態を確認でき、排尿後に残っている尿の量も測れます。尿の出にくさを伴う方は、前立腺疾患ページの内容も参考にしてください。
年齢を重ねると膀胱や尿道の働きが変化しますが、すべてを加齢だけで説明できるわけではありません。膀胱炎、尿路結石、前立腺疾患、糖尿病や神経の病気など、別の原因が隠れていることもあります。
尿化学分析装置による尿検査やエコー検査を用いながら、まずは症状の背景を確認します。「年齢のせいだから仕方ない」と決めつけず、これまでと違う変化があれば一度調べておくと安心です。
うまく説明しようとしなくても大丈夫です。いつ頃から始まったか、咳や運動で漏れるのか、急な尿意に間に合わないのか、尿の勢いや残尿感はどうかなど、覚えている範囲でお伝えください。使っているパッドの枚数も、症状を知る手がかりになります。
受診前に利用できるWEB問診も用意しています。服用中の薬が排尿に影響することもあるため、お薬手帳や他院の検査結果があれば一緒にお持ちください。
事前の記録がなくても丁寧に伺うので問題ありません。もし余裕があれば2〜3日ほど、トイレに行った時刻、尿漏れの有無、水分をとった時間などを書き留めておくと、生活の中で症状が起きやすい時間帯をつかみやすくなります。
診察では、その記録と普段の過ごし方を照らし合わせながら、必要な検査を考えます。
細かく日誌を付けることが負担になる方は、気になった場面だけのメモでも構いません。
最初に症状の経過を伺い、必要に応じて尿検査、エコー検査、排尿後の残尿測定を行います。尿検査では感染や血尿の有無を、エコー検査では膀胱や前立腺の状態を確認します。
全員に同じ検査を行うわけではありません。院内には尿化学分析装置とエコー設備があり、その日の症状やこれまでの経過に合わせて、負担の少ない検査から組み立てます。
初診から全員に内視鏡検査を行うことはありません。まずは問診、尿検査、エコー検査、残尿測定など、身体への負担が比較的少ない方法で状態を確かめます。
そのうえで詳しい検査が必要になったときは、何を調べるための検査なのかをご説明します。過去に苦手だった検査や心配なことがあれば、最初の診察でお伝えください。
目で見て分かる血尿、発熱、排尿時の強い痛み、腰や背中の痛みを伴うときは、尿漏れ以外の病気も考える必要があります。また、尿がほとんど出ず下腹部が張って痛むときは、膀胱にたまった尿を出す処置が必要になることもあります。
こうした症状では、尿検査やエコー検査で尿路の状態を確認します。症状が強いときや診療時間外は、お近くの救急医療機関の受診も検討してください。症状別の情報は、血尿、膀胱炎、尿路結石の各ページでもご案内しています。
原因や症状の程度によりますが、すぐに手術となるわけではありません。生活習慣の調整、骨盤底筋トレーニング、膀胱トレーニング、内服薬など、日常生活に取り入れやすい方法から始められるケースもあります。
まず北柏で診察と検査を行い、治療の選択肢をご説明します。手術を検討する状態であれば新松戸の本院と連携し、手術は桐友クリニック新松戸で行います。
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