膀胱炎
膀胱炎

膀胱炎は、尿道から侵入した細菌が膀胱の粘膜に炎症を起こす病気です。特に女性に多い疾患ですが、男性(多くは前立腺炎を合併します)や高齢の方にも見られます。「よくある病気」と思われがちですが、適切に治療せずに放置すると、症状が長引いたり、細菌が腎臓まで遡って「腎盂腎炎(じんうじんえん)」という高熱を伴う重症な状態に進行したりすることもあります。また、何度も繰り返す場合には、背景に結石や腫瘍などの別の病気が隠れていることもあるため、早めに専門医を受診してしっかり治し切ることが大切です。
膀胱炎の症状は比較的急に現れるのが特徴です。
※背中の痛みや高熱を伴う場合は、炎症が腎臓まで広がっている可能性があるため、早急な受診が必要です。
多くの場合、腸内にいる「大腸菌」などの細菌が尿道から入り込むことで起こります。
女性
構造上、尿道が短いため細菌が膀胱に届きやすく、特に疲労やストレス、冷え、性交渉、生理前後などをきっかけに発症しやすくなります。
男性
通常はかかりにくいのですが、前立腺肥大症などがあって尿が残りやすい状態だと、細菌が繁殖して発症することがあります。
お体の負担が少ない検査で、速やかに状態を確認します。
1.尿検査
尿中の白血球(炎症の指標)や細菌、潜血の有無を調べます。
2.細菌培養検査
原因となっている菌の種類、どの薬(抗菌薬)が1番効くのか特定します(結果が出るまで数日かかります)。
3.超音波検査
症状を繰り返す場合、膀胱内に結石や腫瘍がないか、尿がしっかり出し切れているかを確認します。
原因の多くは細菌ですので、抗菌薬(抗生物質)の内服が基本となります。
薬を飲み切る
服用を始めると1~2日で症状は楽になりますが、そこで薬をやめてしまうと菌が生き残り、再発や耐性菌(薬が効かない菌)の原因になります。医師に指示された期間は必ず飲み切ってください。
水分を多めに摂る
尿の量を増やして、膀胱内の菌を洗い流すことも治療の助けになります。「これくらいで受診してもいいのかな?」と迷われる方も多いですが、膀胱炎の不快感は早期の治療で速やかに改善します。我慢せずにご相談ください。
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